4月7日(火)に、福生の田村酒造の見学会を行いました。報告レポートです。


酒蔵 田村酒造場見学 記:定井
2026年4月7日火曜日、菊地会長はじめ7名で東京福生市にある嘉泉のブランドを有する田村醸造場の見学を行いました。田村醸造場の蔵元である田村 半十郎さんは16代目当主で、酒造稲門会の会長もされています。
田村家は武蔵国多摩郡福生村(現:福生市)に代を重ねてきました。一番古い文書で1600年後半に先祖「半十郎 豊真」の名が見られ、福生村を切り開いた旧家の一軒であったと思われます。
江戸時代の福生村は天領(江戸幕府の直轄領)で、田村家は村の政治一般を司る名主などの村役を勤めて参りました。


当家の屋敷内に流れる田村分水は隣接する玉川上水より取水し、地域の生活用水や水田・畑を潤す灌漑用水として使われていました。
田村酒造場は文政5年(1822年)8代目当主の時に酒の製造を開始した204年の歴史のある酒蔵です。
田村酒造場には長年、手をかけて守り続けた蔵や水車小屋、石垣など数多くの登録有形文化財が存在します。2016年4月12日、当時の天皇皇后両陛下(現上皇上皇后両陛下)が田村酒造場を訪問され、玉川上水や蔵の歴史ある施設をご視察されています。
さていよいよ酒造りです。酒蔵の軒先には大きな杉の葉を束ねた球体の杉玉(すぎだま)が吊るされています。杉玉は、新酒が完成したことを知らせる看板であり、緑色から茶色への変化で日本酒の熟成具合を伝えます。奈良県・大神神社の神事から広まった風習で、杉の殺菌効果や「酒造りの安全」を願う意味もあります。


日本酒の製造は、原料米を磨く「精米」から始まり、米麹(こうじ)で糖化、酵母でアルコール発酵させる「並行複発酵」を経て、搾り、火入れ(加熱殺菌)して完成する「一麹(いちこうじ)、二酛(にもと)、三造り(さんつくり)」の伝統工程。約1ヶ月の発酵と、その後の熟成で芳醇な香りと味わいが生まれます。
さていよいよ試飲です。⇒ どなたか試飲した場所の写真お持ちですか?
試飲終了後は駅前の居酒屋に移動して懇親会です。田村蔵元も参加していただき、嘉泉のお酒を十分に楽しみました。



