第40回 西森勝一さん(朝霞稲門会)
『世界の歴史の中で何人もの「医者」が文学でも成果を上げた例が見られる。同様な可能性として「法律家」も文学で大成出来る。ならば次善の策で法律家を目指そう』という”卑劣な”考えで(当時司法試験でトップの)早稲田の法学部を選んだ私。目標を、裁判官・検事・警察官などは大嫌いなので自由度の高い『弁護士の資格を獲得する』とした。
◆その為には『司法試験に合格する』事を課題として、(早期に司法試験に挑戦するた
め、法務省が定める「受験資格」ルールを活用、1年生で「受験資格試験」に合格、
2年生で司法試験初受験。しかし2,3,4年とも連続不合格。ムフフフ)
◆別の方法として『法学部助教授以上に成れば5年後には弁護士資格獲得?』を活用し
てこれを目指す、とした。
しかし現実は・・入学すると(それぞれの部に居る友人に誘われて)クラスの委員以外に
⇒(学部内)◆企業法研(商法)。◆公法(行政法)◆学部新聞部 に入部。かつ
(全学部)◆自動車部。◆書道部。◆琴/尺八部。◆ダンス部 に入部。
果ては、肝心の科目『法学概論』で落第する始末に。(その後「取捨選択」したが・・)
それでも、「書道部」で「高島屋”の大学書道展”に入選したり」、最も面白いのは、
「琴・尺八部」で「琴」で参加していた私が、指導されていた先生のご要望で
(若い女性だけの)先生の「琴の会」の講師として『琴の歴史』の講義をシリ
ーズでした事でした(大人気!!)。
このころ、「労音」で、次期の企画部のメンバー選考があり、たまたま住んでいた武蔵野市の市立中央 図書館で月例『レコード・コンサート』で解説者をしていた私がノミネートされ無事参加する事に成り ました。
そのメリットは極めて大きく、様々な音楽団体から来る演奏会への招待状を、より取り見取り選択し て鑑賞するという極めて大きなチャンスを享受出来ました。
さてそこで、肝心なワセダ生活に目を向けると・・・
◆ 友人が選択している『刑法ゼミ』が素晴らしく、モグリで出席(勿論単位「0」)。
◆ 文学部の女友達受講の『山内・仏語ゼミ』も友人の口添えでモグリ(勿論単位「0」)。
◆ 商学部の「海商法」のゼミの単位取得(海上火災会社には就職フリー・パスの講座)。
◆ 「民事訴訟法」の講座担当教授から執筆中の著書のインデックス作成指示あり。
(3年の夏休みをツブし日参、完成)。これで同教授研究室入りは確定!!。
◆ 我が家では誰も『麻雀』をしないため、何だか”仲間外れ”的なケースを沢山経験!

*「西森さんの原文は自分史の体裁をとった文章ですが、この文章の大学時代の部分だけを掲出させていただきました」